攻防白熱

後半は、試合開始時とは逆側チームのキックオフから再開。時間が経つに連れ、ゲームは白熱してきます。両チームあらん限りの力を発揮。練習に練習を重ねたサインプレーも駆使して勝利を目指します。
後半30分を過ぎるといよいよ胸突き八丁。どんなに鍛え上げた選手でも、疲れから膝が震え、繰り返すぶつかり合いに負傷し、心身の疲労は極限に。この時に物を言うのが練習量です。
ラグビーはウインタースポーツ。公式戦は秋に開幕し、年末年始にピーク。1〜2月に各種大会の決勝戦――という流れです。では春から夏は何をしてるのかというと練習です。ひたすら走り、当たり、球を蹴り、投げ、秋冬の本番に備えます。夏は各チーム、高原等に移動して合宿も積みます。朝から晩までラグビー一色の生活。高原を合宿地にするのは、涼しくてよく寝れる場所という意味合いもありますが、練習が厳しくても宿舎から逃亡できないように・・・とも言われます。その時にどれだけ自分を追いつめたか、が公式戦の後半30分過ぎに表れてきます。この時間帯に活躍する選手は、間違いなく夏合宿で鍛えに鍛えた選手。