国歌演奏

国際試合では、入場後にメインスタンド前に選手が整列し、両国国歌が演奏されます。最近は大学生の試合も校歌が演奏されるようになりました。国や学校を代表して戦うことを実感する瞬間。15人で肩を組み、目をつぶり、胸に手をあて、最高の舞台に立てることを喜び、誇りと責任に武者震いが起きる瞬間です。

イングランド国歌の「ガッド・セイブ・ザ・クイーン」、フランス国歌の「ラ・マルセイエーズ」は、壮大で勇壮な曲調やサッカーの国際試合でも演奏されるため耳にした機会があるのではないしょうか。試合の後半30分過ぎの勝負どころ(マラソンで言えば30`地点過ぎ)を迎えると、スタンドのどこからともなくホームチームの国歌が歌われ始め、やがてグラウンド中に響く大合唱となり、選手を奮いたたせます。アイルランドは、国歌とは別にラグビー代表の歌「アイルランズコール」を作って演奏しています。
03年W杯でホルストの「惑星」が編曲され、大会テーマ曲として使われました。時を同じくして日本で平原綾香さんの「ジュピター」がヒットしたため、日本ではジュピターが自然発生的にラグビーソングになりつつある。重層な曲調はラグビーにぴったり。