K2Factoryお友達の部屋で繰り広げられるUコン談義を収録しました(^o^)丿

MUU&GUU
実は最近、数十年ぶりに模型熱が再発し、衝動的にkmc.のUコンキットを購入して現在作成しております。
機体の方はまだ下地塗装の段階ですが、仕上げに際しては付属のデカールも使ってみようと考えております。しかし正しい使い方が良くわかりません。
キット付属のデカールには裏ノリなどはありませんが、機体彩色後の貼り付けには何を(薄い木工ボンド?ラッカー塗料?,大和ノリ?,他etc)使ったら良いでしょうか?。
また貼り付け後、全体の耐燃プルファーには手軽な塩ビ塗料をと考えておりますが、デカールの上からクリア塩ビを直接塗布しても、問題はないのでしょうか?(溶剤による剥離,ニジミ,透け,縮み等)。何か、デカール向けの塗料や準備作業が特に必要なのでしょうか?。
文字も絵柄も塗料の塗り分けによる彩色しか経験がなく、キット付属のデカールは使用した事がないため、ご教示いただけると幸いです。
ご面倒とは存じますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

K2F島

衝動的にKMCのキット購入とは素晴らしい限りです。
普通の人はいくら懐かしくても 箱を開けてその匂いに一瞬郷愁に浸るものの、木片の寄せ集めのようなキットをみると、、そっと箱を閉じて家路につくものであります。(笑)
筋金入りの元模型少年のかたとお見受けいたしました。

さて、デカールの件 私はむかし フエキ糊で貼ったらびろびろになった記憶があります(^_^;)
ここは、現役製作者の0鶴の兄ちゃんに聞いてみましょう!
明日にでも電話しておきますね。

MUU&GUU
はじめまして、K2F島さん。MUU&GUUと申します。
ご面倒をおかけして、大変申し訳ありません。本当に有り難うございます。
ところで、こちらの「嗚呼Uコン!」の記事大変楽しく拝見しております。確かに今回衝動的に買ってしまったのは事実ですが、実を言えばこの記事こそが諸悪の根元(失礼!)でして、病気再発の火種となって、しばらく以前からブスブスとしっかり燻っていたんです。イエイエ、責任取ってくれ!なんて事は申しませんので、どうぞご心配なく(笑)。
私の方は、筋金入りの模型少年というほどではありませんでしたが、確かにUCもRCも昔々は割と熱中した方でした。だから、ひょっとしたらエナメル線かニクロム線程度は入っているかもしれませんね。
他の製作記事も拝見しましたが、随所にこだわりを持ったO鶴さんの製作技術の高さや取り組み方には、いたく感服しております。トレーナー機であるスタントマシンにも全く手を抜かれないし、本当に素晴らしい方ですね。
二十数年前にもなりますが、実は私もこのスタントマシンには本当に世話になりまして、大変思い出深い機体なんです。既に絶滅か?と思っていたCL機の、しかもまさかこの機影にお目にかかろうとは、全く思ってもみなかったんです。昔、フラフラしながらも、なんとか第一種をマスターできたのも、この機体(機体というにはあまりに貧弱ですけど)とFUJI19のお陰ですから、感慨はひとしおです。次はコレいってみたいですね。
現在下地塗装中のCL機は、kmc.のスピットファイア09なんですが、白状すると実はムサシノのプレイリー号まで買い込んでしまいまして、病状はドンドン悪化するばかりです。
それでも、付近には大きなものを楽しむ環境は見当たりませんので、パークプレーンや小さなCL機でボチボチ楽しもうと思っています。
これからも色々とお尋ねするかもしれませんが、どうかよろしくお願い致します。

K2F島

0鶴の兄ちゃんがUコン技術の記事を探してきてくれました(*^^*)
当時の記事によると「木工用ボンドで張ってプルファを塗りましょう」という程度のことしか書いていませんでした(T_T)
UコンのコーナーにQ&Aのコーナーを作成中なのでそちらに詳しくご紹介しようと思います。

MUU&GUU
k2F島さん、有り難うございました。
私も頭のどっかに何だかモヤ〜と残ってました。水で薄めた木工ボンドをハケで素早く塗って貼り付け、乾いたらクリアの耐燃塗料を塗る、って感じだったけかなぁ?。
しかし完璧にウロ覚えでして、読んだのか聞いたのかもわからず、信憑性もまったく不明で、そんな怪しげな記憶でやった事もない作業をするのは大変に不安でした。おかげさまで本当に助かりました。
機体の方は先日彩色が終り、丁度デカール貼りとクリア塗装に入ろうかといったトコロです。
さーてさて、もう一踏ん張り!頑張りまぁーす。


K2F島

おっと、記事が間に合いそうに無いので0鶴の兄ちゃんとのディスカッションを要点だけ(^。^)

危なそうなのはプルファを塗るときだと思います。
相手が紙なので染み込んでまだらになりそうですよね(^_^;)
ここは、プラモデルのデカールの上にクリヤを吹くときの要領でやるのがベストではないでしょうか。
まずごく薄く、保護膜を作ってしまえばあとは問題ないはずです。塗り分けのラインなどもそうですが、筆でやるといくら気をつけても上塗りのクリヤを塗るときにラインが滲んだりする事がありますが、スプレー(できれば塗膜の細かいエアブラシのほうがベターでしょうか)で意識して薄い一膜を作るようにするとうまく行くことが多いです(^-^)

MUU&GUU
色々と教えて頂き、有り難うございます。
確か押し入れの奥に、古いPILOT製のコンプレッサー(ヤカマシイのが玉にキズ)と塗装ガンが処分せずに残ってたハズだから(引っ越しの時見た記憶がある)、二十年の眠りから目醒めて動きさえすれば(ココが不安)一応吹き付けも可能なので、教えに従ってクリヤ塩ビは吹き付けることにします。でもエアブラシは残念ながら持ってないんです。(T T)
先日行った塗料店に、ピカピカのコラーニのエアブラシがあったけど、2万円を超える値札にタメイキついて色ラッカーとクリヤ塩ビだけ買ってきた次第です。
作成中のスピットファイアの上面は迷彩塗装なんで、ホントはすっごくエアブラシが欲しかったんですけどね。でも今回はリハビリみたいなもんだし、お気楽に作るつもりだったから結局ハケ塗りしました。
ただ、エアブラシは以前からとても欲しかったですし、できたら近いうちにそちらで購入できればと思ってます。k2Fさんのオススメがありましたら、教えて頂けると幸いです。
サテサテ、エンジンの方もバイクの練習場で周りからENYA扇風機なんて冷やかされながらもやっと慣らし終ったし、早く機体を仕上げて飛ばしに行きたいですね。

K2F島

ああっ(^_^;) お返事の書き込みをしたはずだったのにできてませんでした!
えー、エアブラシは個人的にはアフター抜群、アタッチメント豊富なエボリューションシリーズやコラーニがお勧めです。
Uコンの機体くらいでしたら付属の0.4mmのノズルでも行けそうです。カップはオプションの50ccくらいのが欲しいですね。オプションの0.6mm位のノズルセットも買ったりするとさらに良いと思います。

でも、気分を出すならやはり昔のフマキラー散布器改でしょうか(^_^)v 今でも売っているのでしょうか??

エアテックスのカタログはお持ちでしょうか?
メールにてご住所をご連絡いただければお送りしますよ(^o^)丿

0鶴の兄ちゃん

塩ビ塗料の耐ニトロ性についてですが、
現在ラジコン用エンジンで使われている、15%〜30%の
ニトロ含有量では、塩ビ塗料では耐えられないでしょう。
私の復活スコーピオ04では20%のものを使っていましたが
生の燃料がかかるとシンナーが、かかった様にとけてしまいました。
燃焼後の廃油では、問題はありません。
しかし、燃料のついた手で触ったり、タンクに給油する時が危ないです。
今回、復活その2スコーピオは塩ビ仕上げにしましたので
パワーズのuコン用燃料12%は塩ビ塗料の耐ニトロ性の実験用です。12%でも解けて
しまうのならば、7%に変えてみます。
ウレタン仕上げならばなんの心配もいらないでしょうが、ウレタンは修理するのが
やっかいなので。
スピット09氏には現在手に入る燃料でニトロ含有量が一番少ないものを、使用するこ
とをお奨めいたします。
あるuコン関係のhpnには、塩ビ塗料の耐ニトロ性は15%が限界との情報もあろま
した。
フィルム仕上げにすると上記の問題はまったく関係ないのですが
uコンは、なぜか塗装仕上げをやりたくなる、不思議な模型です。
以上、塩ビ塗料に関することを、思いつくままかいてみました。

2種が出来ないuコンの師 o鶴より

MUU&GUU
オォッツ!、最近ご無沙汰してたらO鶴さんが登場されてたんですね!。はじめまして、MUU&GUUと言います。
先日はデカール仕上げの情報を有り難うございました。おかげでニジミもほとんど無く、長〜いブランクの割にはキレイに仕上がりました。
今回は燃料の指導を頂き有り難うございます。でも残念ながら半分手遅れなんです。既にCOSMOの20%ニトロ飛行機用を手に入れ、慣らしも終りました。でも先週末に予定の初飛行がヤボ用でつぶれ、ニトロでうっかりクリヤ塩ビを溶かさずにすみました。完成したばかりなのに、かなりヤバイとこでした。
仰せの通り、ウレタンなら心配無かったんですが...。昔、60曲技機には塗ってましたが、当時RC曲技はそれほど高ニトロでもなく塩ビで充分で、生来不精な私は微妙な計量や撹拌、時間制限,ホコリからの隔離etcと、面倒が嫌で手軽なビニローゼに舞い戻ってしまいました。7〜8年前DIYショップで手軽な一液性のクリヤウレタンを見た覚えがあり、探してみたのですが最近は油性ラッカーすら大した種類は置いてないようです。
ところで、お話ですと燃料は変えるしかないですね。COSMOの隣に、昔懐かしいFLITE-MAX改め、GLOW-MAX(AAA15%ニトロ)があったのでそっちにしようかな。AAA10%も見た気がします。私のUコン小僧時代は、燃料といえば緑のボトルのkmco燃料かIMのLAで、頑張ってもAAが最高でしたが、中にはAAAを使う人もいて、機体は同じ塩ビ仕上げでしたから、大丈夫そうな気がしますが、いかが思われますか?。COSMOの20%の方は、作製中のプレーリー号をフィルムで仕上げて使う事にします。
しかし、09以下の小型ENGは高ニトロの方が安定して、ニードルの調整幅も広くなり扱い易くなるので惜しいですね。049以下向けのCOXの赤缶などは、確か50%ニトロだったような。
雨でなければ、今週末は初飛行の予定です。二十年以上飛ばしてないので、かなりビビってますが落とさないよう頑張ります。
k2F島さん、エアブラシの情報有り難うございます。MUU&GUUの住所はそちらにメールを出しますので、ご面倒ですがカタログの送付をよろしくお願い致します。
デハデハ。

0鶴の兄ちゃん

こちらこそ、はじめましてMUU&GUUさん。今後ともよろしくお願いいたします。
さて、燃料のニトロ含有量と塩ビ塗料の件ですが、結論から言えば
10%のほうがよろしいかと思います。記念すべき復活1号機のためにも,今回は保険の意味で10%でどうでしょうか。
私は、前の書き込みにありますように、RCと兼用でコスモのスカイスポーツ20%を使用していますが、内容の通りでした。
燃料のメーカーにもよると思います。(例えば、A社の15%は溶けないが、B社の15%は溶けてしまった等)こちらも、試行錯誤中である為、「この燃料ならば大丈夫」とお奨めできないのが残念です。
さて、話は変わりますが、F島氏のスタントマシ初飛行後の様子ですが、なんとか墜落しないまま、無事新年を迎えまして、新年になったある日、なんとあの「原 誉大先生(模型の卸店ヒットを経営されている)」から「社内でUコン研修会をするから君も参加しなさい」というありがたいお誘いがありました。F島氏は背面飛行をマスターすべく、参加のお誘いに二つ返事で承諾。そこで問題が発生。スタントマシンでは背面飛行練習中に接地すればエンジンが確実にぶっとんでしまう・・・・・・・考えた結果、背面飛行練習機として木村模型の狼Uを製作し(これも私の作品)埼玉県の某所まで武者修行に。出発前に案の定背面接地をやらかしてしまい、首もげになったが当初の思惑通り修理は一晩で終了、無事に愛機とともにF島氏は埼玉県まで旅立ったのであった。(この様子はRCエアワールドのUコンコーナー、エアロパワーズのHPで紹介されていますのでごらんになってください。
さて、私たちも今週の日曜日は3ヶ月ぶりのUコン飛行会です。(5月末に私が墜落させてしまい修理にとまどってしまった為に3ヶ月ブランクが、できてしまいました。来週には無事スピット09の初飛行成功の報告をお待ちしています。

おおお、(・o・) ついに0鶴の兄ちゃん お友達の部屋に初登場!

MUU&GUU
k2F島さんは、背面飛行の特訓中ですか。しかも原大先生の直伝とはウラヤマシイ!もう免許皆伝も同然ですね。背面飛行の練習機といえば、ハンドルさんが落とした、バアチャンの「死んでタマルカ2号(通称,死ンタマ2号)」を思い出しました。背面でも正面でも離着陸してしまう驚異の背面練習機でしたよね。狼Uの特訓機というのは何か改造してるのですか?。
そういえば、私も初めて背面に入れた時は心臓バクバクでしたっけ。幸い、飛行中の背面接地はないですが、文化祭で模型部のデモ飛行中、突然のエンジン不調で仕方なく背面のまま着陸させた事がありました。あれは恥ずかしかったですね。ん?、イカン!つい思い出に浸ってしまった。
燃料はご指南の通り、10%ニトロにしておきます。kmcのスピットファイア09は、Uコン小僧になりたての頃随分憧れた機体ですが、当時はどうしても手に入らず、今回やっと作った大事な機体なので溶かすワケにはいきませんものね。
ところでUコン飛行会もされているんですか、いいなぁ!いいなぁ!心底うらやましいです。もしご迷惑でなければ、そのうちいつかご一緒させて頂きたいです。かなり遠いですが、私も一応福岡なんですよ。
今週末は四国のバイク大会に遠征の予定で、大会前日の会場で岡山のUコン復活組数人と飛行会する事になってしまいました。全員が20〜30年ぶりで、飛行機も大慌てで作ったようなので、まともに飛ぶかかなり怪しいもんです。大会前夜はミニコンサート等でドンチャン騒ぎなんですが、墜落して宴会BBQの焚き木にされないよう充分注意して飛ばさなくては。
無事に帰りましたら、初飛行のレポートでもしてみたいと思います。
デハデハ。

MUU&GUU
おかげ様で無事、スピットファイア09の初飛行に成功しました。燃料は、残念ながらニトロ分10%前後のものがなく、仕方なく手に入るところでニトロ分最低値のGLOW-MAX(AAA15%)を使いました。やはり、ベンチェリーやマフラーからタレた生燃料が飛んで、外翼上部の付け根に斑点のように微かに溶けた部分がありますが、トロトロ溶け出す事はないようです。15%でこの程度なら、10%前後ならまず問題はなさそうな感じです。今の燃料でひどくなったら、クリアをかけて急場をしのぐ事にします。そのうち低ニトロの燃料も入手できるかもしれませんし。
飛行性能は所詮09ですから高望みするべくもなく、二十年ぶりの飛行という事もあって、ウイングオーバー、正宙、背面、逆宙、その程度が精一杯でした。ワイヤーは11mなんですが、飛行速度が割と早いくせに(久しぶりなんで、多分早く感じてるだけなんだと思いますが)引きが弱く、横8も失速しそうで恐くて逆宙に入れられませんでした。この機体では、縦モノや角モノなんてとんでもないですね。
久しぶりという事と、飛行場にした広場がかなりギリギリで、周囲の景色が飛行機の近くで流れるため恐ろしく目が回ってしまいました。一緒に飛ばした一人は、立ち木に近付きすぎて、枝に正面から特攻して墜落しちゃったくらいなんです。まばらですが背高の草もあって、低空ではワイヤーやペラがからむので風船割り用に持参した風船も活躍できずに、ちょっと残念です。
ところで、09クラスってかなりフワフワしてるから、かえって難しいですね。ビシッ!と飛ばせる機体が欲しいなぁ。なんだか欲がでてきました。
うぅ〜ん、完全に火がついてる!だれか消してくれぇ〜。困った傾向ですね。

0鶴の兄ちゃん

復活!初飛行成功おめでとうございます。09スピットで復活するやいなや、背面・逆宙等をあっさりやらかしてしまうなんて、かなり当時は活躍されていたことでしょうね。これで火がついてしまって今後が、たのしみですね。「つぎは、どの機体をつくろうかな?エンジンはos・塩谷のどちらにしようか? 仕上げは塗装・フィルム?等々」いろいろな選択肢があなたを待ち受けています。
さて、我々の飛行会ですが、(飛行会といってもいつもは2人、昨日は復活組のk刈氏登場+パークプレーンを持参したh口氏(計4名)でにぎやかでした。
F島氏は高度が高いながらも背面飛行が何とか続けられるようになり、背面からの戻しもいままでは、正面返しだったのが(前回正面返しで接地してしまい、タイヤをとばしてしまった。)逆宙戻しができるようになり、安心して飛行を見ていられました。
K刈氏はその日の明け方まで製作していた様で、無事離陸するものの10周位で目が廻ってしまい、私と交代しました。
私は、修理後の機体の重心が多少後ろ過ぎた事と上げ舵と下げ舵の操縦感覚の違いからおっかなびっくりで背面・横8字・縦8字などをするものの、「何をやっているのかさっぱりわからん」といわれる始末。しかし、墜落しないのが1番です。無理をしないように高度は高めが基本でしょう。
ところで、燃料のことですが、我々が使用したIMGLOW-MAX(Uコン用12%)ですが、試しに塩ビ仕上げの胴体(もちろん、目立たない裏側)に生の燃料をかけてみたですが、溶けはありませんでした。ひまし油系らしく懐かしい排気の匂いでした。
また、次回F島氏と予定を合わせて墜落させないよう飛ばしに行きます。まずは、初飛行 成功 のお祝いと、こちらの様子をお伝えしました。




フィルム仕上げについて MUU&GUU

次の機体はまだ決めてないのですが、今度作るならフィルムで仕上げようと思っています。フィルムで仕上げる場合、皆さんは可動翼とのつなぎ部分をどのように処理されているのでしょうか?。
私が大昔フィルムで仕上げていた時は、主翼とフラップ間、水平とエレベーター間を一枚で一気に張り上げる場合と、完全に分割して張り上げる場合の2つがありました。
一気に張った場合は隙間がない為、空力が良くなるなんて事も言われてたようですが、レーサーやマルチタスクの競技機でもない一般機に、なんぼの効果があるのか個人的にはちょっと疑問ではありました。ただ隙間に燃料や廃油が入りにくく、剥がれ防止の効果は高かったように思います。でもCL機は動翼が大きくバタバタと動くせいか、隙間にしっかり押し込んだつもりでも、結局剥がれて浮き上がってくる個所がタマにありました。また、通常動翼側を後で押さえる事になるのですが、後で押さえる方がいつもシワになりやすく、少し難しかった記憶があります。あと、飛ばす時は感じませんが、指で動かしてみると舵が重たい感じがしたものです。
セパレートで張る方法は、2パターン使っていました。
一つはメタルヒンジやナイロンヒンジを使った機体向けで、動翼を外した状態でそれぞれを張り上げておき、接続してからヒンジ穴に楊枝を通して固定し、その部分だけ最後に小さなフィルムを貼って仕上げる方法です。これはそれほど面倒ではないのでRCではよく使った手です。
2つめは後縁がヒノキとか、厚みの薄いバルサ材とかで、布ヒンジしか使えないようなタイプのCL機などです。前の手は使えませんから、ヒンジのつなぎ個所だけ同色の塩ビで細く塗装し、細長く切ったフィルムを固定翼側と動翼側に向けてそれぞれ差し込んで隙間をカバーするようヒンジ間に何箇所も貼り付けたあと、下面、上面と張り上げて仕上げていました。チマチマと小さい部分を貼る作業がかなり多くなり、結構鬱陶しくていつも辟易してたんですが、これに代わるなにか良い方法はありますでしょうか?。何も知らずに、自分だけ随分面倒な事をしていたような気がしてなりません。
お尋ねしてばかりで大変申し訳ないのですが、ご存知でしたらぜひお教え下さいませ。

K2F島
おおお、なんだかすっかり模型店の掲示板らしくなって来ましたね 。
O鶴のにいちゃん 出番ですよ!

0鶴の兄ちゃん

ご指名ありがとうございます。
フィルム仕上げ時のヒンジ処理ですが、わたしはここ数年来OK模型の「EZヒンジ」を使用しています。IM等の蝶番ヒンジは舵の動きは軽くて良いのですが、3ミリ程度の動翼にヒンジが入るスリットを入れるのは、至難の技でした。「EZヒンジ」が発売されて以来の愛用者です。今回の修理は以前布ヒンジだったのですが、翼の部分をフィルム仕上げにしたためにをそちらに変えてみました。
結果は、若干舵の動きが重たいものの(布ヒンジにくらべて)飛ばした感じでは、舵の遅れ、残りは感じられませんでした。ちなみにフィルムの張り方は動翼部と固定部分を別々に張る方法です。
さて、KMC等の後縁がひのきの場合は(スタントマシンがそうだった)シートヒンジが使えない(3ミリの厚さの中心にドレメルで正確に0.5ミリのスリットが入れられれば別ですが)為に塗装仕上げになりました。私の場合、多分KMCのキットをフィルム仕上げをするようになれば、ヒンジのスロットが簡単に入れられる構造に変更すると思います。例えば、ヒノキをやめて幅15ミリくらいの1.5ミリバルサでリブの後縁を挟み込みヒンジが入る場所には三角に整形したバルサを押し込んでヒンジの受けとします。また、小型機でよく使用される3ミリバルサのフラップや尾翼も「EZヒンジ」をはじめとするシートヒンジは若干その部分が膨らむ程度でしあがりました。カッターナイフL型でスリットを入れた後ヒンジをさしこむのですが、カッターのこ(田宮の工具)でスリットの厚みを広げれば膨らみも気にならないでしょう。
なんだか、答えになっていないような気もしますが、どんなもんでしょうか?
さて、ここで先日の飛行会で見事背面飛行をマスターされたF島氏に登場してもらって、感激のコメントなどいただけたらと思います
それでは、F島氏一言おねがいいたします。

MUU&GUU

>例えば、ヒノキをやめて幅15ミリくらいの1.5ミリバルサでリブの後縁を挟み込みヒンジが入る場所には三角に整形したバルサを押し込んでヒンジの受けとします。

オォッツ!@o@、ヒンジを差し込む場所を作るために、構造自体を変えてしまう訳ッスね!ナルホドー、目からウロコです!。その後縁構造自体は珍しくないし、自分でも小型機やグライダー、CL機なんかでたまに使ってたハズなのに、融通きかずにいつも図面通り作ってたもんで、あえて構造を変えようなんて全然考えつきませんでした。私の頭カチカチですね、トホホです。おかげで少しだけ柔らかアタマになれそうです。有り難うございました。
ところで、EZヒンジって紙みたいなペラペラしたヤツですか?。瞬間を浸透させるだけで固定するとかいう?。最近、近所の模型屋をウロつくようになって初めて知りました。あの時は、完全に浦島太郎の気分でしたよ。昔、PPヒンジっていう、蝶番の無い似たようなモノもあったけど、それよりはるかに薄く、ヒンジピンもいらずで、随分進化したもんですね。
でも、瞬間だけで固定できるなんてまだ信じられないんです。
シアノアクリレート系は結晶構造だから、柔らかいトコや動く部分、振動個所には御法度ってイメージが強く残ってるんです。それに、あの素材って折れによる疲労は無いのですか?。あんなに薄いのに切れないのが不思議。
RC機は可動範囲が狭いからまだしも、CL機はバタバタと大きく動くから、疲労して切れそうな気がして不安です。ホントに大丈夫でしょうか?まだ疑心暗鬼なんですよ。
それと、意地悪のつもりはないのですが、ムサシノのモスキートの尾翼等が採用してる、3〜4ミリ角のバルサ棒で桁組したもの同士でも使えそうでしょうか?。これらは半透明で仕上げる事が多いので、内部にEZヒンジがペローンって出てると見えちゃって体裁悪いし、使うならカットしなきゃダメですよね。以前は絹糸を八の字に掛ける糸ヒンジを使ってましたが、これをEZヒンジにして抜けたりしないでしょうか?。速度も遅いし、大した負荷はないから使えそうな気もしますが、いかんせん接着面積がかなり狭くなるので問題ありそうな気もしてます。使った経験がないため、接着強度などが皆目見当もつきませんので、よろしくご指導下さい。

F島さん、全国Uコン保存会埼玉支部のサイトで、特訓時の勇士を拝見しました。憧れの原大先生から直伝された背面飛行などのコツを、独り占めしないでぜひとも教えて下さいませ。

0鶴の兄ちゃん

EZヒンジですが、Sサイズで長さ25ミリで、幅は計るのを忘れて正確にはわかりませんが、約20ミリくらいでしょう。現物を見てお分かりの通り、中央には12ミリの長さのスリットが入っています。
このスリットのおかげで、瞬間接着剤が部材の奥まで浸透する様になっています。瞬間接着剤は、浸透させて使うため低粘度のものを使用します。バルサ用の高粘度のものは入り口付近で固まって後で泣きを見ます。さて、耐久性についてですが、CL機には今回初めてつかいましたが、過去RC機に使用して切断していまったことはありませんし、RC仲間からも聞いたことはありません。
ただ、接着不十分で飛行中に抜けてしまったというのはあります。
水平尾翼と動翼の接点部の断面を想像してください。私は、ともに中心から上下各45度のくさび状に仕上げています。きっちり仕上げれば上下90度の角度が取れます。その角度がベルクランクが動翼を押したり引いたりする作動量より少ないと、舵が動いて断面の中心線以外の部分が接触した時から、動翼は断面の中心線から離れていきます。すなわち、ヒンジを抜こうとします。抜け防止の為に裏側から、キリで穴をあけて(貫通しない)爪楊枝の先をちょっと切り落としたので(とがったままだと必ず反対側に突き出てしまう)瞬間接着剤を先っぽに塗ってえいやっと差込みあとでカットです。
それと、細い角材で構成された尾翼での使用ですが、問題はないと思います。接着剤の種類さえ間違えなければ強力に接着されるはずです。ただ、ご指摘の通り内部にぺローンと見えてしまいます。これをどうやって隠すかですが、
スリット長が12ミリですので両端に2,3ミリ残してカットしても全体の長さは20ミリくらいになります。小型のRCアクロ機の製作記事でこのヒンジを縦に真っ二つに切って後は適当に長さをカットして使っているのがありました。舵角も50度くらい(片側で)とっていましたので、モスキートクラスではスリットがなくても充分使えるはずです。だだ、半透明フィルムで仕上げた後、ヒンジを差し込むスリットをあけていると、そのバルサかすが尾翼内部に落ちてとっても気になります。カスが出ないように、スリットをあけるのは、カッターで1回だけ一発勝負(何回もやっているとスリット内
部に薄いバルサ片が出来てヒンジを差し込んだときその破片を尾翼内におしこんでしまいます。理屈はわかっているのですが、なかなかうまくは、いきませんね。何回かやってみてコツをおぼえるしかないようです。
文章で説明するのはとっても難しいです。この方法がべストとはおもいませんが、私の経験や知識の中での説明でした。納得いただいたでしょうか?
原大先生から伝授されたの背面飛行の極意は「小指を意識すること。波状飛行になってもよいから、「ダウン・ダウン」と念仏のように唱えながら、小指側に舵をすこしづつあてて戻して、背面時の舵に慣れてゆくそうです。F島談

K2F島

おおお、なんと白熱した身のある書き込みでしょう(・・;)
これはいったいどこの専門的なサイトの掲示板であろうかと驚嘆いたしました!

えー、私こと原大先生直弟子K2F島、九州に戻っては0鶴の兄ちゃんのご指導のもと子供の頃は挑戦すらした事がなかった(いったい毎週なにやってたんでしょう?^^;)上空波状背面飛行(低空は大層危険)という高度な技を達成し、感無量であります。
川上先生もおっしゃったように「練習して出来なかった事が出来るようになる」この感動はすばらしいものです。
技術的なことはさっぱりでも情緒的なことならお任せください(^o^)丿